助成金情報はどこで収集するのか?
助成金のセミナー講師をしたり、常日ごろ、クライアント企業に対して助成金の活用提案をすると必ず聞かれる事があります。先生はその情報をどこで仕入れてくるのでしょうか。
あーそれは「企業秘密です」と言いたいところではありますが、助成金制度は公的な制度です。
そこに本来は情報の非対称性(情報格差)が発生してはいけないのです。
僕が社労士業界に飛び込んだのは、2006年(平成18年)の6月で今からちょうど11年程前のことです。
当時は、僕は26歳のまだまだ若手のビジネスマンともいえない右も左もわからない状態でした。
そして社労士事務所として初めての仕事は・・。「自分自身の試行雇用奨励金(トライアル雇用奨励金)の申請」でした。トライアル雇用?助成金?全く聞いた事も無い言葉に困惑するも、「ハイやります!」と答えたのをいまでも覚えています。
当時の勤務先の社労士事務所は、後に暖簾分けをしてもらう事となる勤続11年の社労士事務所で助成金に強みを有している当時は数少ない事務所でした。
そこで学んだ事は、ズバリ自分で調べることの大切さと、情報のよりどころです。
事務所に入所した日の初日の仕事は、5時間、国が発行する助成金の冊子を読み込むというものでした。
読み込んでみると、・・・。・・・。これが全く頭に入らない。
後に理由はわかる事になりますが、助成金制度は前提にある法令知識を理解していないと良くわらないのです。
全ての用語は法令用語なので前提の知識がないと読んでも良くわからないのです。
実は僕、2006年の社労士業界に来た当時は、社労士の資格はおろか、何一つの知識もない状態で入社をしたので、初めて助成金を活用してみたいと考えるクライアント企業様の気持ちはよくわかるのです。
さて、前置きが長くなりまりましたが、助成金情報を収集する方法として、大きく次の3通りの方法を公開します。
①国の刊行物・資料で情報収集をおこなう
最もオーソドックスな方法です。ハローワークに行くと助成金の窓口がありますので助成金の資料を集めてきます。
細かいですがかなり詳細な資料もあります。ただしほとんどの資料が専門用語がつかわれているので、簡単に理解するのは難しいという欠点があります。
一番有名な冊子は、「雇用の安定のために」という助成金の冊子があります。毎年発行されておりダウンロードもできますので参考にしてみると良いかもしれません。 http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/dl/koyouantei.pdf#search=%27%E9%9B%87%E7%94%A8%E3%81%AE%E5%AE%89%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%27
②ハローワーク又は労働局に行く又は電話等により情報収集をおこなう
まず窓口に行って実際に担当者に質問をしてみる。又は電話等により質問をおこなう
申請をおこなうだけではなく、情報提供も当然におこなってくれます。
ただし、ハローワーク等の担当者は制度別の担当になっているので、多くの制度を横断的に回答をして頂くのは現実的に難しいようです。
③社労士事務所等の無料診断サービスを利用する
助成金を支援している社労士事務所の多くが診断サービスを提供しています。ある程度の専門性のある社労士事務所ならば、10程度の質問をおこないご回答を頂ければ、どのような助成金が活用できる可能性があるのか、すぐに判断ができるはずです。相談料は無料という事務所が多いので活用をしてみてはいかがでしょうか。
当サイトの運営事務所であるCo.Co.Labo経営・社労士事務所も事前予約を頂ければ無料相談を実施しています。
30分程度の相談会で、クライアント企業がどのような助成金を受給できる可能性があって、審査までのどれくらいの期間、準備が必要なのかを明らかにしています。よろしければメール又は電話等で、お問い合わせください。
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